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白インキのチョーキング現象

一般にスクリーン印刷用の白インキは、顔料としてチタン白(酸化チタン)を使用するが、チタン白には他の顔料にはない次のような問題がある。

チタン白を顔料とする白色または淡彩色のインキ皮膜は、屋外に暴露されると紫外線の作用により一般にいう白亜化現象(チョーキング)を起こすことがある。

白亜化現象を起こすとバインダーが酸化劣化しやすく、表面が紛化脱落し光沢を失う。

これは比較的よく見かける現象であり、紫外線などの大きなエネルギー光線が作用したとき、皮膜中のチタン白は酸素ラジカルを発生し、これがバインダーの自動酸化を促進するものとされている。

チタン白は選択した銘柄のもつ結晶化度および表面処理の成分により、屋外暴露による光沢保持率が異なる。

インキメーカーは耐候性の必要な用途に対しては、なるべく光沢保持率のよいチタン白を選択する様にしている(耐候性7級:屋外暴露目安 1〜2年)。

ただし同一のチタン白を使用したインキでも、高隠蔽性になるほど白亜化現象を起こしやすいので注意が必要である。

オーバーコートクリアーの併用は光沢の保持に効果がある。

参考文献

色材協会誌、67[3](1994)