生産
一般印刷 | インキ
APG
APGインキは、特に屋外で使用され耐候性・耐久性が要求される用途向に開発したアクリルウレタン樹脂系の高性能二液反応型インキです。
APGインキは、現在受注後生産品目になっている為、通常は在庫を持っておりません。ご購入に際しては、弊社営業部までお問い合わせ下さい。
乾燥のタイプ
二液常温乾燥/加熱硬化型インキ
印刷後、常温にて速やかに乾燥します。但し接着性と耐候性を付与する為には、焼き付けが必要です。
製品の特長
- 最高級顔料の使用により、耐候(光)性が優秀です。
「耐候性一覧表」をご参照下さい。 - 光沢が良好です。
- 耐アルコール、耐ガソリン性等の耐薬品性が優れています。
- 耐性
-
耐久性耐候性耐アルコール性耐ガソリン性耐薬品性
推奨被印刷物
- 材質
-
ハードコートプラスチックポリウレタン塗装鋼板熱硬化性アクリル塗装鋼板熱硬化性樹脂耐熱性エンプラ金属メッキ面金属素地
仕上り・質感・見た目の効果
- 仕上り
- グロス(光沢)
カラー・グレード
標準色 13色/特製色(耐候白)
標準色(一般色) |
00メジウム
01白
16ピンク
25紫
28オレンジ
45濃藍
46藍
75グリーン
|
---|
標準色(耐候色) |
13青黄
14赤黄
18紅
38赤
|
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※の付いているカラーは特色です。
スペック
- 入目・容器
- 1kg 缶
使用方法
- インキ 100部に対し、硬化剤JA-950 10部、希釈溶剤 5~20部を添加し、良く撹拌してから印刷します。
- 希釈溶剤は、テトロン溶剤(標準、遅乾、リターダー)をご使用下さい。
又PC溶剤も使用出来ます。 - 可使時間(ポットライフ)は、6~12時間(25℃)です。
- 希釈剤
テトロン溶剤(標準、遅乾、リターダー)
PC溶剤
5~20部
刷版
- 種類
- 写真版
- 洗浄
- ビニール洗用溶剤
硬化方法
接着性と耐候性を付与する為には、焼き付けが必要です。
焼き付けは、120℃15分以上の条件で行って下さい。塗膜性能は、焼き付け条件により異なります。
反応硬化条件
- 硬化剤・促進剤
- JA-950
- 添加量 インキ100部に対して(部/%)
- 10部
- 焼き付け
-
120℃ 15分以上
- 可使時間
- 25℃ … 6~12時間
試験データ(物性・耐候性・性能 など)
条件
熱硬化性アクリル塗装鋼板にAPG紅を印刷し、120℃15分の条件で焼き付けた。
これを試験片とし、下表の試験を行った。
結果
試験項目 | 試験方法 | 結果 |
---|---|---|
接着性 | クロスカットセロテープ剥離試験 | 100/100 合格 |
塗膜硬度 | JIS K5400 8.4 鉛筆引掻試験 | 3H~4H |
耐衝撃性 | JIS K5400 8.3.2 デュポン式衝撃試験 φ1/2インチ、 500g、 20cm |
塗膜の割れ、 剥離なし |
耐溶剤性 | 1. ラッカーシンナーラビング試験 MIBK/酢エチ/トルエン = 1:1:1 |
25回 |
2. キシレンラビング試験 | 50回以上 | |
3. メタノールラビング試験 | 100回以上 | |
4. ガソリン 1時間浸漬 | 異状なし | |
耐摩耗性 | 学振式摩耗試験器乾布にて1000回 | 〃 |
耐熱性 | JIS K5400 8.13, 180℃ 30分 | 〃 |
耐寒性 | -30℃、48時間 | 〃 |
耐水性 | JIS K5400 8.19, 40℃水中 14日間 | 〃 |
耐湿性 | 湿度95%以上、50℃、14日間 | 〃 |
耐沸騰水性 | 沸騰水、1時間 | 〃 |
耐洗剤性 | ママレモン[ライオン製] 5%液、 24時間浸漬 | 〃 |
耐油性 | モーターオイル[ホンダ ウルトラS]、24時間浸漬 | 〃 |
耐クリーナー性 | マジックリン[花王製]、6時間浸漬 | 〃 |
耐アルカリ性 | 5%NaOH、6時間浸漬 | 〃 |
耐酸性 | 5%H2SO4、6時間浸漬 | 〃 |
耐塩水性 | 5%塩水、14日間浸漬 | 〃 |
耐候性 | サンシャイン・ウェザ・オ・メーター 1000時間 | 〃 |
- 浸漬試験は室温にて実施しました。
- 塗装鋼板の種類により上表とは異なる結果になることもあります。
- 各色の耐候性は、「耐候性一覧表」でご確認下さい。
尚インキをメジウムや白インキで薄めて印刷すると、原色の場合よりも耐候性が大幅に低下します。 - 以上の結果は、実験値であり保証値ではありません。
注意事項
- 耐候性が要求されない用途には、同系列の「2000シリーズ APインキ」やエポキシ系の「1000シリーズ エピライトインキ」が使用可能です。
- APGインキは、最高級顔料使用色のみを設定した関係で、黄、金赤、浅葱、群青などが標準色に含まれていません。しかしこれらの色は簡単な調色で作成できますので、必要に応じて下記の配合をお試し下さい。
- 黄 = 青黄90% + 赤黄10%
- 金赤 = オレンジ80% + 赤20%
- 浅葱 = 白70% + 藍30%
- 群青 = 濃藍80% + 紫20%
- ご使用の際には、製品の安全データシート(SDS)をご参照下さい。
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