十条ケミカル株式会社

FAQ

スクリーン印刷やスクリーンインキに関する一般的な事柄から、用途や材質に最適なインキ、対候性や接着性の機能を向上させる方法など、基本から専門性の高い技術情報までを網羅したFAQです。機能、用途、材質など様々な切り口で疑問にお答えします。

Q9 - 02

白インキを使った印刷物を屋外に放置すると光沢が低下するが、原因は何か。

 白インキに使用している顔料(チタン白、酸化チタン)の性質によるものです。チタン白を使用した白色または淡彩色のインキ皮膜は、屋外に暴露されると紫外線の作用により白亜化現象(チョーキング)を起こし、光沢が低下することがあります。詳しくは、技術資料「白インキのチョーキング現象」をご参照下さい。

Q9 - 04

07高濃度白と調色赤を使った印刷物が、輸送中に白と赤がこすれて赤が色移りする。原因と対策は。

 07高濃度白は顔料分を多く含んだインキのため、乾燥皮膜の表面に顔料が露出しています。この顔料は硬いために印刷表面がヤスリのような状態になっており、ここで赤や黒などの濃色インキ皮膜がこすられると色移りすることがあります。
  対策としては、印刷面へのオーバーコートや合紙の使用をお勧めします。

Q9 - 05

原色インキ各色を印刷したときに、藍とグリーンだけが色むらになる。

 藍とグリーンは透明性の良い顔料を使用した原色インキであることが原因です。隠蔽性のある色は印刷膜厚が不均一であっても色むらになりにくいのですが、透明性の良い色は色むらが目立ちます。対策としては、原色に白を少し加えて印刷して下さい。この場合、色むらは改良されますが、色相は少しくすみますのでご注意下さい。
 白を加えられない場合には、膜厚が一定でかつレベリングの良い印刷が出来るように、各種条件を整える必要があります。

Q9 - 06

インキの引きずり現象、スキージからの垂れ不良の対策は。

 これらのトラブルは、インキの流動性を調整することによって解決できます。溶剤型インキにはJA-141遅乾コンパンドを、またUV型インキにはマットクリアー添加剤JAR-22を添加し、流動性を調整して下さい。

Q9 - 07

転写箔への印刷でクラックが発生した。対策は。

 一般的には、溶解性の低いアルコール系溶剤や芳香族系溶剤を使えばクラックは発生しないはずです。しかし弊社技術部における過去の試験結果で、転写箔の中には溶解性の低い溶剤を使用したインキでクラックが発生するが、溶解性の強いエステル系溶剤を使用したインキ(100シリーズ スーパーグロス600シリーズ VACカラー、等)ではクラックを発生させない箔があることがわかっています。これらエステル系溶剤を使用したインキをテストされるようお勧めします。

Q9 - 09

印刷物に濃度ムラが発生する。

 一般に濃度ムラの発生する原因としては、被印刷物の表面にわずかな凹凸がある場合、刷版の問題、スキージ圧が不均一である場合など色々な原因がありますので、これらの点をチェックして下さい。またインキを過剰に希釈するとはじきが発生し、これが濃度ムラを目立たせることがありますので、ご注意下さい。
参考→Q09-05: 原色インキ各色を印刷したときに、藍とグリーンだけが色むらになる。

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