- インキの性質・性能
SPインキ耐候性色の促進耐候性試験結果
1.印刷条件
- 印刷素材…塩ビステッカー(リンテック製FP#5011)
- 試験インキ…713青黄、714黄、特製オレンジ、706金赤、738赤、特製紅 計6色
- 添加剤…硬化剤なし、硬化剤JA-950(10%)、硬化剤JA-960(10%) 計3通り
- 刷版…ポリエステル250メッシュ
- 乾燥条件…常温7日間
2.試験条件
試験機 :サンシャインウェザーメーター WEL-SUN-HCH型 (スガ試験機(株)製)
- ブラックパネル温度 ;黒色試料表面温度63℃
- 試験機槽内湿度 ;約60%
- 降水条件 ;60分毎に12分の降水
- 照射面 ;印刷面に照射
- 照射時間 ;200時間毎に2000時間まで
測定機 :分光光度計 COLOR EYE-7000 (マクベス社製)
- 光源 ;D-65 キセノンフラッシュランプ
測定機 :デジタル変角光沢計 VGV-5D (スガ試験機(株)製)
- 光源 ; ハロゲンランプ
- 入射角及び受光角 ;60度
3.結果
4.考察
今回の促進耐候試験の結果、硬化剤の有無に関係なく褪色に関しては良好な結果が得られた。
- 706金赤は、600時間から800時間でチョーキングが発生。
- 特製オレンジと738赤は1000時間位からチョーキングが発生。
- 1000時間から1400時間位から全体的に光沢が低下している。