十条ケミカル株式会社

スクリーンインキをつかう

スクリーン印刷は、様々な材質や形状のものに印刷され、用途や要求される性能も多岐にわたります。スクリーンインキもそれぞれの材質、形状、用途、性能に適した多種多様なものがあり、以下にそれぞれの技術的特徴や使い方、性能、トラブル時の対応などについてまとめました。私たちのこれまでの実績やノウハウが結実した技術情報の数々です。

  • 材質に関する資料

ポリウレタンシートへの印刷

はじめに

NSPインキは、防水ナイロン布(スポーツバッグ等)への印刷用に開発した蒸発乾燥型インキです。
優れた柔軟性と接着力を持ち、低臭性で 隠蔽性に優れています。

推薦する用途

防水加工処理済のナイロン布、ポリエステル布への印刷、及びウレタンレザー、ビニールレザーへの印刷にも適します。

特徴

  • 防水ナイロン布に強力に接着します。
  • 比較的低臭で、速乾性です。
  • 柔軟性に優れています。
  • 隠蔽力、特に白インキの隠蔽力が優れています。

使用方法

NSP溶剤(速乾、標準、遅乾)で希釈して印刷します。又、ビニール溶剤の使用も可能です。
NSP溶剤はビニール溶剤よりも溶解力の強い溶剤ですが、同時に臭気も強くなります。

乾燥性

NSP 7006白 を防水ナイロン布に印刷した場合(気温20℃)

希釈溶剤 添加量 指触乾燥時間
NSP 速乾 20% 約10〜15分
NSP 標準 20% 約15〜20分
NSP 遅乾 20% 約25〜30分

版と版の洗浄

写真版を使用し、版の洗浄にはビニール洗用溶剤をお使い下さい。

耐候性

4〜8級。

標準色と荷姿

一般色 17色、オーバーコートクリアー。 1kg缶。

注意事項

  1. 防水ナイロン布は、処理の方法や程度によりいろいろなタイプがあります。 また最近は撥水処理技術が向上し、撥水性が以前より強くなって います。 接着性の予備テストは必ず実施して下さい。
    詳細は「防水ナイロン布に対するNSPインキの印刷について」を参照して下さい。
  2. 撥水性の強い生地で、もしインキの接着が不充分となった場合は、インキに硬化剤JA-960を添加す るか、またはメジウム(硬化剤添加)をアンダーコートとして印刷しその上にカラーインキを印刷します。
  3. NSPインキ単独では耐アルコール性が不充分な場合には NSPオーバーコートクリアーを併用して下さい。
  4. NSPインキは他シリーズと比較して特に高い柔軟性を有しているため、印刷皮膜の耐摩耗性は弱い傾向があります。特に、衣服などに接触する用途ではまれに色落ちが発生する場合があります。この様な用途ではNSPメジウムやNSPオーバーコートクリアーを重ね印刷することをお薦めします。
  5. NSPインキは耐洗濯性を考慮した設計にはなっておりません。 耐洗濯性に関しましては、事前に十分なご確認をお願い致します。
  6. 当インフォメーションに記載されている内容は、予告なしに変更・改訂する場合があります。
  7. ご使用の際には、製品の安全データシート(SDS)をご参照下さい。

ポリウレタンシートへ印刷する際の注意事項

 メンブレンスイッチ用のポリウレタンシートへの印刷に、7000シリーズ NSPインキを使用する 場合には、耐候性および耐熱変色性の点から制限がありますので、ご注意下さい。耐候性については、6級以上の色の使用をお薦めします。また後加工で加熱される場合には、耐熱変色性の合格色を使用する必要があります。(試験条件:120℃ 40分)

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