十条ケミカル株式会社

用語集

スクリーンインキにまつわる様々な用語を網羅した用語集。印刷の工程に関わるものから業界特有の用語、化学用語や技術用語なども盛り込みました。この領域のパイオニアである弊社ならではの充実ぶりです。

POPs (Persistent Organic Pollutants:残留性有機汚染物質)

難分解性、高蓄積性、長距離移動性、有害性(人の健康・生態系)を持つ物質のこと。POPsによる地球規模の汚染が懸念され、「残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約」(POPs条約)が2004年5月に発効した。ポリ塩化ビフェニール(PCB)やダイオキシン類等の物質が指定されている。

ホットスタンプ(箔押し) hotstamp

金属蒸着フィルムをプラスチック成形品の上にのせ、過熱した金属性の版を加圧し、成形品表面に文字や模様を刻印する表面加飾方法。金属光沢などの質感を表現できる。

ホルマリン(ホルムアルデヒド) formalin (formaldehyde)

ホルマリン(ホルムアルデヒド)は、シックハウス症候群を引き起こす原因物質のひとつといわれ、1997年には厚生労働省の室内濃度の指針値として100μg/m3(0.08ppm)が設定されている。さらに、2002年の建築基準法の改正により、ホルムアルデヒドを発散する建材について技術基準が定められ、翌年から法規制が行われている。 発ガン性の疑いもある。
 当社で以前使用していた蛍光顔料の中にホルムアルデヒドを含有するものがあったが、現在は原則としてホルマリンフリーの蛍光顔料のみを使用している。

ポッティング potting

ステッカーなどの表面にウレタン樹脂を盛り上げてコーティング加工する方法。ウレタン樹脂のレンズ効果により光沢が増すとともに、印刷部位を変色・傷・水滴などから保護する役目も果たす。

ポットライフ(可使時間) the pot life ( = how long the mixture can be used)

二液反応型インキにおいて、主剤と硬化剤を混合した後印刷に使用できる時間。通常のポットライフは、4〜8時間程度に設計されているが、環境温度、インキの種類、インキの粘度などで大きく変動する。

ポリアセタール(POM) polyacetal

機械的性質、耐熱性に優れ自己潤滑性を有し、耐摩擦摩耗性および耐疲労性については抜群の性能を誇るプラスチック。但し耐酸、アルカリ性に劣り、耐候性にもやや劣る。インキの接着性に難があり、スクリーン印刷されることはあまりない。 → 材質と推薦インキ[処理ポリアセタール[POM]]

ポリアミド樹脂(PA) polyamide resin

不飽和脂肪酸とポリアミンとの反応で得られる樹脂。耐酸、耐アルカリ性で、各種プラスチックスなどに対する付着性が優れているが、耐アルコール性は劣る。 ポリアミドは、一般的に摩擦係数が小さく自己潤滑性があり、耐摩耗性に優れ、耐衝撃性大、耐薬品性、耐溶剤性が良く、反面、吸水性大で寸法安定性が悪い。ナイロン6、ナイロン66、ナイロン11、ナイロン12 等がある。 → 材質と推薦インキ[ポリアミド [PA] (ナイロン)]

ポリエステル樹脂(PET) polyester resin(インキ原料)

溶剤型インキで使用されるポリエステル樹脂(熱可塑性ポリエステル樹脂)は、ジカルボン酸成分とジオール成分の縮重合により形成される線状の飽和ポリエステルであり、不飽和ポリエステル樹脂は含まない。ポリエステルは、その構成成分であるジカルボン酸成分やジオール成分にいろいろな成分を共縮重合させることにより、性質を自由に変化させる事が出来る。ポリエステルフィルム、PETボトル用のインキなどに使用される。

ポリエステル樹脂(PET) polyester resin(一般)

主鎖にエステル結合をもつ重合体で、多塩基酸と多価アルコールとの重縮合などによって得られる。不飽和ポリエステル樹脂(塗料原料)、ポリエチレンテレフタレート(PET)などがある。 → 材質と推薦インキ[ポリエステル [PET]] → テトロン繊維(一般)

ポリカーボネート(PC) polycarbonate

代表的なエンジニアリングプラスチックで強靱で透明性、耐熱性、寸法安定性、難燃性などに優れ、特に衝撃強度は熱可塑性樹脂でも最高に近い値を示す。耐化学薬品性、耐溶剤性に弱点がある。 → 材質と推薦インキ[ポリカーボネート[PC]]

ポリスチレン(PS) polystyrene

代表的な熱可塑樹脂の一種でスチレンおよびその誘導体を主体とする重合体をいう。種類としては一般用(GPPS)と耐衝撃用(HIPS)がある。 → 材質と推薦インキ[PS,HIPS,AS]

ポリブチレンテレフタレート(PBT)

比較的新しい熱可塑性ポリエステル樹脂。機械的性質、高い熱変形温度、耐摩耗性など、ポリアミド、ポリアセタール並みの性質を有し、また吸水率も小さく耐油性に優れているが、強酸、強アルカリ、熱水に弱く衝撃強度が弱いなどの欠点がある。

ポリプロピレン(PP) polypropylene

プロピレンを主体とする重合体をいう。結晶性高分子の一つであり、軽量(比重約0.902)で機械的性質、剛性、曲げ疲労性などに優れている。耐熱性、表面光沢などはPEよりも優れているが低温衝撃性は劣る。成形収縮率が大きく寸法精度が出しにくい。 → 材質と推薦インキ[処理ポリプロピレン、他]

ポリマー polymer

重合体。単量体(モノマー)を2個以上重合反応させて作った高分子化合物の総称。ポリエチレン、ポリエステルなどがある。

ポリ乳酸 polylactic acid, polylactide, PLA

乳酸がエステル結合によって重合した高分子で、ポリエステル類に分類される。代表的なバイオマスプラスチックで生分解性がある。 環境中の水分により加水分解を受け低分子化され、微生物などにより最終的には二酸化炭素と水にまで分解される。

膨潤 swelling

印刷物やゴムスキージなどが、溶剤などの影響で正規の寸法以上にふくらむ現象。 → 収縮

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