VOC対策
VOCとは、Volatile Organic Compound(揮発性有機化合物)の総称。微量でも人体に頭痛やめまい、アレルギーなどの悪影響を及ぼすといわれている。 厚生労働省のVOC室内濃度指針対象12物質は次の通り。 (平成13年5月現在)
- ホルムアルデヒド、
- トルエン、
- キシレン、
- パラジクロロベンゼン、
- エチルベンゼン、
- スチレン、
- フタル酸ジ−n−ブチル、
- クロルピリホス、
- テトラデカン、
- ノナナール、
- フタル酸ジ−n−エチルヘキシル、
- ダイアジノン
スクリーンインキにまつわる様々な用語を網羅した用語集。印刷の工程に関わるものから業界特有の用語、化学用語や技術用語なども盛り込みました。この領域のパイオニアである弊社ならではの充実ぶりです。
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VOCとは、Volatile Organic Compound(揮発性有機化合物)の総称。微量でも人体に頭痛やめまい、アレルギーなどの悪影響を及ぼすといわれている。 厚生労働省のVOC室内濃度指針対象12物質は次の通り。 (平成13年5月現在)
フェノール類とアルデヒド類の反応により得られる樹脂の総称。熱硬化性と熱可塑性の二種類がある。ロジン変性フェノール樹脂がオフセットインキに使われる。 → 材質と推薦インキ[熱硬化性樹脂、他]
耐候試験機の一種。降雨状態での試験は出来ない。出来るのはウェザーメーター。
太陽光で発色するインキ。太陽光で発色し、光を遮断すると無色へ戻る。
代表的な青色系有機顔料。青色から緑色にわたる鮮明な色相を有し、着色力が強く、耐光、耐熱、耐酸、耐アルカリ性の面で特に優れた性質を持っているので、各種インキに広く用いられている。(プロセスインキのシアン色、他)
フッ素樹脂は屋外曝露における耐候性が優れており、5年以上の耐候性を有する。フッ素樹脂インキは2液型で常温硬化、加熱硬化が出来る。硬化皮膜は光沢が良く、耐候性、耐摩擦性、耐薬品性が優秀である。金属、アクリル、ビニールステッカー等に接着する。通常の耐候性インキ(主にアクリル系)の印刷面にフッ素樹脂インキのクリアーをオーバーコートすると著しく耐候性を向上させることができる。 → 材質と推薦インキ[フッ素樹脂(テフロン)、他]
シリンダー型に対する、一般的なスクリーン印刷機の呼称。平台印刷機。
主にPETフィルムやポリイミドフィルムの上に作られた印刷回路で、柔軟性に富み折り曲げができる。カメラや携帯電話などのハンディータイプの電子機器に用いられる。
ポリオレフィン系などの素材に対して、インキを接着させるために行われる表面処理方法。ガスバーナーの炎で印刷素材をあぶる。過度の処理を行うと素材が熱により変形してしまうので注意を要する。 → ポリオレフィン材の表面処理
BLと略記される。長波長の紫外線のこと。 → BLインキ(ブラックライト発色インキ)
紅インキに使用される最も代表的なアゾ系顔料で、色は底色の青い深紅色を有する。着色力が大きく価格の割には耐光、耐溶剤性に優れているので、各種インキに広く用いられている。(プロセスインキのマゼンタ色、他)
乾燥後のインキ皮膜が粘着性のもどりを生じて、積み重ねた印刷物がくっつき合う現象。原因としてはインキの乾燥性、膜厚、光沢、加圧、加熱の影響等があげられる。
イソシアネートプレポリマーの反応基をブロック化し、高温加熱時にのみ反応するようにしたもの。アクリルポリオールとブロックイソシアネートを組み合わせると1液熱硬化型インキとなり、強力な接着力と皮膜物性が得られる。 → 遅乾性MIG-Nインキ
金赤インキ、紺インキ、藍インキ等の濃い原色の印刷面を、ある角度からみたとき感じられる玉虫色の金属様光沢のこと。
粉末樹脂と可塑剤を練ってペースト状にしたインキ。無溶剤・熱硬化型。Tシャツ用などに使用される。
大きな分子量を有する有機化合物から成り、通常最終状態は固体であるが、それに至る途中に熱や圧力などの作用で流動化し、自由に成形できる一群の材料を総称していう。JIS K 6900-1977によれば「高分子物質(合成樹脂が大部分である)を主原料として人工的に有用な形状に形づくられた固体である。ただし、繊維、ゴム、塗料、接着剤などは除外される。」と定義づけられている。 → 汎用プラスチック → エンジニアリングプラスチック
PDPと略記される。プラズマの発光現象を利用してつくられたディスプレー。PDPの製造にもスクリーン印刷の技術が使われている。
ポリエステル系熱可塑性エラストマー、三菱化学(株)製。
プリンタブルタイプのCD-R/DVD-Rは、ラベル面に直接プリンターで画像などを印刷できるように加工されている。プリンタブルインキは、この様な表面を作るためのスクリーンインキ。
プレコートメタルとは、成形や組立などの加工を行う前に、連続塗装ラインであらかじめ塗装した金属材料である。カラートタンや塩ビ鋼板などがこれである。これらの印刷には、塗装されている塗料のタイプに応じてインキの選定を行えばよい。一般には二液反応型インキや酸化重合型インキが使われる。
UVインキの印刷時に、紫外線照射の前に印刷されたインキを加熱すること。これによりUVインキの材質への濡れが向上すると共に、照射後の内部応力を緩和して接着性が向上する。
インキ製造時に練肉工程の前段階として色料とビヒクルを混合攪拌すること。十分プレミキシングを行うと色料の分散を良くし練肉時間の短縮となるばかりでなく製品の品質も向上する。
多色印刷の技法の一つ。カラー原稿を写真的技法により、黄・マゼンタ・シアン・墨の四色に分解し、各色を製版し印刷するもの。
プロポジション65【Proposition65 Safe Drinking Water and Toxic Enforcement Act of 1986(1986年安全飲料水および有害物質施行法)】は、作業者や消費者が有害物質に暴露する可能性がある場合、事前に警告(告知)することを義務付けている米国カリフォルニアの州法。「有害物質」とは発がん性物質や生殖毒性物質、「暴露」とは物理的な体表面への接触、摂取、吸入(吸引)などが定義されている。
繊維と繊維を適当な熱や接着剤、あるいは高圧水流のような物理的・化学的手段や機械的手段を用いて絡ませたり接着したりして作る布状シート。従来の布の繊維・糸→織布という工程に比べると、不織布は織る工程が必要ないため、製造工程が短く、生産時間、労力とも大幅に短縮できる。 → デュポン™ タイベック®
分散剤は、ワニス中に顔料が分散するのを助けるとともに、分散された顔料の再凝集の防止を目的とする助剤である。顔料分散が良好なインキは、インキの濃度や鮮明度が向上する上に、レベリング性が良くなり色むらの発生が少なくなる。
紛争鉱物(コンフリクトミネラル)とは、中央アフリカの政情不安定地帯で産出されて、IT・通信・医療機器などに使われるタンタル、スズ、タングステン、金などの鉱物のこと。これらの鉱物の採掘・販売は、特に携帯電話などのIT機器が小型化、一般化するに従って需要を伸ばし、コンゴ民主共和国などにおいて紛争地帯武装勢力の資金源となったり、絶滅のおそれのあるマウンテンゴリラの生態系を破壊したりして、国際的に問題になっている。
これらの鉱物を含む製品を提供する企業は、サプライチェーンをさかのぼってその鉱物がコンゴ民主共和国およびその近辺から産出されたかどうかを報告する義務を負うことになる。