十条ケミカル株式会社

用語集

スクリーンインキにまつわる様々な用語を網羅した用語集。印刷の工程に関わるものから業界特有の用語、化学用語や技術用語なども盛り込みました。この領域のパイオニアである弊社ならではの充実ぶりです。

ハレーション halation

フィルムの表面を通り抜けた強い光が反射して、特に写真画像のハイライト部分がかぶりを生じること。

ハレーション防止スクリーン

ハレーション防止のために、紗の糸を赤・黄又は橙色に染めてある紗のこと。カラードスクリーン。

ハロゲン halogen

フッ素(F)、塩素(Cl)、臭素(Br)、ヨウ素(I) 等のハロゲン族元素の総称。 その化合物は化学的に安定で、難燃性物質となるため、高温での廃棄処理が必要。 適切に処理しないとダイオキシンを発生させる恐れがある。身近なもので「塩ビ共重合樹脂(PVCコポリマー)」は一部の溶剤型インキに含有されている。 食塩もハロゲン化合物。フッ素はスリップ剤などインキ添加剤に含有、塩素は樹脂以外では顔料にも含有している。
ハロゲン全般に関してはRoHS指令等の規制対象にはなっていないが、一般に「ハロゲン対応・ハロゲンフリー」と言う場合には、次の電気電子機器業界の規格が使われている。

  • 塩素(Cl)含有率:0.09wt%(900ppm)以下
  • 臭素(Br)含有率:0.09wt%(900ppm)以下
  • 塩素(Cl)及び臭素(Br)含有率総量:0.15wt%(1500ppm)以下

十条ケミカルでは、含有成分中にハロゲン化合物を意図的に使用しないハロゲン対応インキを2010年に追加設定した。ハロゲン対応インキはラベルの右上に英文にて「HALOGEN PASSED」(ハロゲン対応)を表記している。

ハーフトーン halftone

  1. 絵や写真で調子が暗部と明部との中間の部分
  2. 網点再現物のこと
  3. 印刷物における色の階調表現。網点の大きさで色の濃淡を表現する網点法(写真、印刷など)と一定の大きさの網点の位置や並び方を変えて表現するディザ法(ディスプレイなど)がある。

バイアス張り bias

枠に紗を張るとき、角度を付けて張ること。角度を付けないものは、ノーマル張りという。

バイオサイド製品規則(BPR)

2013年9月から運用されている欧州バイオサイド製品規則(Regulation (EU) 528/2012)では、消毒剤、缶内保存剤・木材防腐剤などの保存剤、殺鼠剤・殺虫剤などの有害生物抑制剤、防汚剤等といったバイオサイド製品に加え、バイオサイド製品で処理をした成形品をも新たな規制対象としている。これによって、今まで規制対象外であった家電メーカーや自動車メーカー等もBPRの遵守が求められることになった。抗菌効果や消臭効果などをうたった製品が該当し、ラベルの貼付が義務付けられた。又、未承認の活性物質を使用した製品は販売できなくなった。

バイオマスプラスチック biomass plastic

バイオマス由来の原料を使って作られるプラスチック。バイオマスとは生物物質資源のことで、木や草などをベースに高分子化合物を合成したものが、バイオマスプラスチック(バイオプラスチックともいう)。ポリ乳酸やバイオポリエステルなどがその代表。
生分解性プラスチックとバイオマスプラスチックとの違いは、いずれのプラスチックも微生物によって最終的に二酸化炭素と水に分解されるが、生分解性プラスチックの中には石油を原料としているものがある。

バイフォール Bayfol®

バイエル社製ポリカーボネートフィルムの商品名。 → マクロフォール

バックライト backlight

液晶ディスプレイの視認性を良くするために、液晶の背後から照らす照明のこと。ELバックライトやFLサイドライトなどの種類がある。ディスプレイの各場所が均一の明るさになるように使用する調光板の印刷にスクリーンインキが使用される。

バーコーター barcoater

低粘度インキの展色に用いる器具。鉄芯に巻き付けた鋼線の太さによって、インキ塗布量が調節できるようになっている。スクリーンインキではあまり使用しない。

バーコ印刷

本来の意味はアメリカのバーコ社が開発した隆起効果のある印刷のこと。オフセット印刷後必要な部分に、インキが乾かないうちに熱によって膨らむパウダーを振りかけ、加熱する。一般には盛り上げ印刷のことをバーコ印刷と称し、UV硬化型の厚盛インキが使用される。書籍カバー、カタログ、カレンダー、ポストカード等の目立たせたい部分に使われる。 →  #4300 FG

パッド印刷 pad print

凹版上のインキをいったん柔らかいシリコーンラバー製のパッドに転移させ、次にパッドを被印刷物に押しつけてパッド上のインキを転移させ、印刷を完了させる印刷方式。凹版を使った一種のオフセット印刷。 → パッド印刷用インキ(資料) パッド印刷用インキ一覧表

パール顔料 pearl pigment

天然の雲母に酸化チタン、酸化鉄などの金属酸化物をコートした顔料。屈折率の高い酸化チタンの層と、屈折率の低い雲母およびその周辺の媒体との境で反射した光がパール光沢を創り出す。

反対色 complementary color

色環で一番遠い位置にある色の組み合わせのこと。減法混色により最も暗くなる組み合わせである。

反応性希釈剤 reactive reducer

UVインキ用の反応性希釈剤(レジューサー)としては、高沸点のモノマー類や低粘度のポリエステルアクリレート類が使用される。1分子中に反応基である二重結合を1個持つものを単官能モノマー、2個が2官能モノマー、3個以上を多官能モノマーとして分類し、各々の硬化性は異なっている。反応性希釈剤はインキの粘度調整用の他、硬化性、接着性などに大きな影響を与える。

撥水性(防水性) water repellency

水をはじく性質。ナイロン製スポーツバックなどへの印刷では、生地が防水(撥水)加工されていることが多いので、一般のインキは接着しない。専用のインキを使用する必要がある。 → #7000 NSPインキ

版洗い washing up

印刷後、版についたインキを溶剤やウエス等により洗い落とす操作。手で洗うほかに、自動版洗い機を使用することもある。

版離れ snap off

印刷中、版と被印刷物が線接触した後、版が被印刷物から速やかに離れる現象。スムーズな版離れのためには、適度なクリアランスが必要。

版離れ装置 snap off adjuster

版離れを良くするために、版離れの角度(版と被印刷物の角度)を一定に保つ装置。

発泡インキ foaming ink

発泡剤を含んだインキで、印刷後の加熱により発泡する。

発火点 ignition (combustion) point

可燃性物質またはその混合物が発火するのに必要な最低の温度。発火点の値は加熱時間、空気の混ざり方、容器の材質と形状などの条件によって変動し、物質定数ではない。印刷インキでは発火点が問題にされることはあまりなく、引火点の方が重要である。 → 引火点

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