ABS樹脂 ABS resin
スチレン(約45%)、アクリロニトリル(約25%)、ブタジエン(約30%)の共重合樹脂。特にブタジエンの比率をかえることにより、性質は大幅に変化し、高衝撃品種から高剛性品種までできる。特殊グレードとして耐熱、透明、メッキ用のグレードがある。 → 材質と推薦インキ[ABS]
スクリーンインキにまつわる様々な用語を網羅した用語集。印刷の工程に関わるものから業界特有の用語、化学用語や技術用語なども盛り込みました。この領域のパイオニアである弊社ならではの充実ぶりです。
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スチレン(約45%)、アクリロニトリル(約25%)、ブタジエン(約30%)の共重合樹脂。特にブタジエンの比率をかえることにより、性質は大幅に変化し、高衝撃品種から高剛性品種までできる。特殊グレードとして耐熱、透明、メッキ用のグレードがある。 → 材質と推薦インキ[ABS]
AISは、成形品の製品含有化学物質情報を伝達するための基本的な情報伝達シートで、成形品の「質量」「部位」「材質」「管理対象法規に該当する物質の含有有無・物質名・含有量・成形品当たりの濃度」などの情報を記載している。
印刷インキは成形品ではないので対象外。代わりに化学物質/混合物用のMSDSplusが提供される。
ポリエチレン樹脂をアルミニウム板で挟んだアルミ複合板パネル。丈夫で軽くて錆びにくい。屋内・屋外用サインに使用される。
低反射帯電防止コート。OA機器のディスプレイ表面(ガラス、アクリル、ポリカーボネートなど)に施される表面処理のこと。ノングレア処理とも呼ばれる。 → ノングレアインキ
スチレンモノマーとアクリロニトリルの共重体であり、GPPS(ポリスチレン)にほぼ近い透明性をもつ。GPPSと比較して、強度、耐候性、耐薬品性、耐熱性などに優れている。 → 材質と推薦インキ[PS,HIPS,AS]
樹脂にガラス繊維を添加することにより、材料の脆さ、強さおよび熱変形温度の向上を目的として強化されたプラスチック材をいう。通常添加する繊維の長さ、配合比率、成形品への配向などにより物性強度が変化する。 → 材質と推薦インキ
メチルエチルケトン。ケトン系有機溶剤。スクリーン印刷用の希釈溶剤としては乾燥が速すぎるため使用されない。耐溶剤性試験用試薬として少量使用される。
国内外の主要な法規及び業界基準で管理対象としている化学物質の含有情報を、物質管理業務担当者に情報伝達するためのシート。一方、(M)SDSは国内法における表示義務成分や危険有害性/事故防止など安全使用に関する事項を化学物質取扱者へ情報伝達することを目的にしており、それぞれその目的/伝達内容が異なる。
MSDSplusは製品中に含有される成分を管理対象とする「法規等の名称」、管理対象物質の「含有有無」、「物質名」、「CAS番号」、「濃度」などの情報を記載している。
アーティクルマネジメント推進協議会(JAMP:Joint Article Management Promotion-consortium)が策定した。
ネガティブリストとは、使用してはならない原材料のリストのこと。印刷インキ工業連合会では、食品包装材料用印刷インキについてNL規制を行っている。インキ会社は顧客の依頼があった場合には、NL規制に基づいて製造されたインキである事を証明する文書を発行するサービスを行っている。
高輝度長残光性蓄光性夜光顔料、根本特殊化学(株)製。
第三者分析機関SGSが発行する化学物質分析レポートのこと。尚、一般的にはRoHS指令における規制6物質の含有量測定報告書のことを指す。
画線やスキージのきわ。
印刷を行ったとき、エッジのインキ膜が厚くなったり濃度が濃くなる現象で、厚盛り印刷を行った際ベタ部分に発生しやすい。
金属を酸で腐食させて削り取る加工方法。腐食させたくない部分にエッチングレジストインキを印刷しておくことにより、任意のパターンを形成できる。プリント回路板等の製造で使用される。
ELV指令・RoHS指令などに対応する環境負荷物質の非含有分析データ報告書のこと。
エポキシポリエステル樹脂の略。金属製品用の粉体塗料として利用される。特徴は、1) 塗装作業性が良好で、耐候性を必要としない、あらゆる金属製品に塗装できる。2)接着性が優れ、機械的特性及び防錆力が優れている。
合成高分子材料で、ゴムのような弾性や屈曲性をもつもの。
尾池工業(株)製メタリックパウダー。厚さ2ミクロン、大きさ20ミクロンの超微細な粉末。フィルムに金銀等金属を真空蒸着させた後、箔を剥離し細かく粉砕したもの。伝統工芸分野、自動車部品、家電製品、レザーへのコーティング、メタリック印刷分野など広範に使用されている。
エンジニアリングプラスチック(略称エンプラ)は、構造材や耐熱、耐じん性の高い材料、部品等に使用できるプラスチックで、引張強さがあり伸びもある程度大きく衝撃強さがあり荷重たわみ温度が100℃以上で、耐薬品、耐難燃、耐候性もすぐれているプラスチックをいう。またエンプラの中でも、汎用エンプラとスーパーエンプラ(特殊エンプラ)に分類されている。代表的な樹脂に、汎用エンプラでは、PA、POM、PC、PBT(PET)、変性PPEがあり、スクリーン印刷の対象素材としてよく使われる。スーパーエンプラには、PPS、PAR、PEI、PSF、PES、PEK、PEEK、PI、PAIなどがあるが、一般には印刷対象として使用されない。
印刷した画線を隆起状態とするためのインキ。インキ皮膜が加熱により発泡するものや、UVインキの厚盛り印刷によるもの等がある。 → 擬似エッチング
型押しなどの方法により、ものの表面に凹凸の模様をつける加工。
インキ用としては、塩化ビニルと酢酸ビニルの共重合樹脂が一般的である。両樹脂のモル比及び重合度によって、得られる樹脂の性質が異なる。塩化ビニルが多いと皮膜は強靭で耐薬品性が向上し、酢酸ビニルが増すと溶解性、可撓性、接着性などが向上する。重合度が高くなると皮膜強度が向上する半面、溶液粘度が高くなり印刷皮膜は薄くなる。これら樹脂は単独で又は他の樹脂を併用して、軟質塩ビ、塩ビステッカー、硬質塩ビ、易接着PETフィルムなどへのインキに用いられる。 → ビニールインキ → EXGインキ → 材質と推薦インキ[軟質ビニール [PVC]]
インキが糸を引く性質。曳糸性の強いインキは、レベリング性は良好だが、網点の再現性やヒゲの発生の点では劣る。 → ひげ(糸引き)
液晶の微少なカプセルを使ったスクリーンインキ。液晶は特殊な化学物質で、熱を加えると結晶構造が変化して色が変わる性質を持っている。液晶カプセルはカプセル化されない液晶に比べ、発色の繰り返し特性が優れ取り扱いも簡単である。このインキによる印刷物は、温度表示や工業用検査医学上の体温、その他の測定検査に利用される。尚、十条ケミカルでは現在このタイプのインキは扱っていない。 → マイクロカプセル
液晶パネルを利用したディスプレー。液晶パネルの裏にバックライトという蛍光灯と反射板をおいて照明する。このバックライトの調光板の印刷にスクリーン印刷が使用されている。 → プラズマ・ディスプレー
液晶構造を発現する高分子の総称。液晶ポリマーの特徴はその剛直鎖の配向に起因し、一般に耐熱性、すぐれた強度特性、低熱膨張性および配向状態を得やすいことであり、これらの性質を利用して、高強度、高弾性率の繊維としての応用や、成形品として前述の特性を利用し電気、電子部品などに使用されている。スクリーン印刷の対象素材としての知見はあまりない。
プロセスインキの一次色、二次色の発色範囲を示す性能。インキ用色料の顔料はカラーフィルムの染料に比べると演色性の範囲がせまい。 → ハーフトーンインキ
赤外線波長帯(760mm〜0.1cm)の中の約4µm〜0.1cmまでの電磁波。インキの加熱乾燥などに使用する。 → 近赤外線
インキ膜の硬さを、鉛筆の芯で引っ掻いて調べた数値。9Hが最も硬く、6Bは 最も柔らかく、硬いほうを上位とする。 9H、8H、7H、6H、5H、4H、3H、2H、H、F、HB、B、2B、3B、4B、5B、6B (JIS K 5400 8.4 鉛筆引っかき値)