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ウェス waste
印刷用の版や機材の洗浄用に使う端切れ、ぼろきれ。ニット、タオル、不織布などが使われる。
ウェット・オン・ウェット、ウェット・オン・ドライ wet on wet, wet on dry
重ね刷りの際に、下層のインキが乾く前に上層のインキを印刷することをウェット・オン・ウェットという。下層のインキが乾いてから上層のインキを印刷するウェット・オン・ドライの方が一般的。
ウェルダー加工 welder process
軟質ビニールシートなどを高周波により融着する加工方法。加工部分に導電性のある顔料を使ったインキが印刷してあると、スパークして生地に穴が開いてしまうので注意が必要。カーボンブラックを使った黒インキやアルミペーストを使って調色したメタリック色インキなどで問題となる。 → ノンスパーク(無電導)インキ
ウェルド weld
ウェルドとは”合わせ目”という意味であり、射出成形においては樹脂の合流する場所の事を指す。実際の製品では単純な平板形状の様なものは稀なので、ウェルドは必ずどこかに生じる。ウェルド部分においては次のような問題が生じる。
- 外観上の問題:線として見えてしまうことが多く、外観を損なう。
- 寸法の問題:ウェルドラインの部分では肉が盛り上がる。
- 機械物性の低下:充填グレード(特に繊維状充填材を充填したグレード)では大きく低下する。
- 変形の原因にもなる。
ウッドラック®パネル WOODLAC PANEL
ダウ化工(株)製のポリスチレンを主原料とした押出発泡板。POPやディスプレイ・広告・PR・店舗演出・展示会、模型・工作・看板製作などの用途に使用される。 → Tセットインキ
ウレタンビーズ urethane beads
ウレタン樹脂をビーズ状(球状)に加工したもの。無色のものと着色されたものがある。インキに添加すると、独特の表面状態をもつ表面加飾インキとなる。
ウレタン樹脂 urethane resin
インキのビヒクルに用いるポリウレタンには、1液型と2液型がある。1液型は、末端イソシアネートを有さない熱可塑性の樹脂で、強靭かつ可撓性に優れる。インキ皮膜の柔軟性を活かしてナイロン布(防水処理品)用のインキなどに使用される。 → NSPインキ → 材質と推薦インキ[ポリウレタン他]
2液型は、水酸基等の官能基を有するアクリルポリオール等でインキ主剤を作っておき、印刷時にイソシアネートプレポリマー(硬化剤)を添加する。2液型ポリウレタンの特色は、強力な接着力及び皮膜物性が非常に優れている事である。 → APインキ → APGインキ
アクリルポリオールとブロックイソシアネートの組み合わせでは1液熱硬化型インキとなり、接着力と皮膜物性は更に向上する。 → 遅乾性MIG-Nインキ
上色(うわいろ・マストーン masstone)
印刷インキを、へらで下地の色に影響されない程度の厚く引いた場合の色。スクリーンインキでは重要。 → 底色
打ち抜き性
主にポリカーボネートシートにおいて、印刷物に穴あけを行ったときの加工性のこと。
裏まわり
版の裏面(印刷面)において、インキが画線部以外に出て版を汚して、画線が太くなったり、更にひどくなると画線がつぶれてしまう現象。版上で乾燥しないUVインキで発生しやすい。 → ビレ現象
裏刷り(リバースプリンティング reverse printing)
透明フィルムや透明プラスチック板の優れた光沢と透明性を生かして、裏面に印刷する方式。印刷作業性、耐ブロッキング性などを考慮してマット型インキが使用されることが多い。画像と刷り順は逆になり、最後に白で押さえることが多い。
裏抜け(しみ通し) strike through
紙や布などに刷ったインキ中のビヒクルが裏面にしみ出す現象
裏移り offset
印刷した紙やフィルムなどを重ねておいたときに、インキが上に重ねられたものの裏面を汚してしまうこと。