十条ケミカル株式会社

用語集

スクリーンインキにまつわる様々な用語を網羅した用語集。印刷の工程に関わるものから業界特有の用語、化学用語や技術用語なども盛り込みました。この領域のパイオニアである弊社ならではの充実ぶりです。

ICPデータ ICP data

ICP分析による測定データのこと。尚、一般的には、RoHS指令における規制6物質の含有量測定データのことを指す。

ICP分析 ICP analysis

RoHS指令に対応するために実施されるICP発光(誘導結合プラズマ発光分析装置=ICP-AES)による精密分析のこと。カドミウム、鉛、水銀、全クロムの含有量を精密に定量分析出来る。

IMD (Injection Moulding Decoration)

近年急速に普及した樹脂成形法。広義では、インサート成形全般を指す。狭義では、予備成形に超高圧成形(圧空成形の一種)を用いる方法を言う。工程は、印刷 → 予備成形 → トリミング → 射出成形 → 製品 となる。予備成形(プレフォーミング)の方法として、真空成形による場合、金型を用いてプレスにより成形する場合、超高圧成形を用いる場合がある。予備成形したフィルムにトリミングを施し、射出成形機内で樹脂と融着させて完成する。一般的には印刷されていないフィルム面が製品の表側になるので、加飾面がサンドイッチされ、耐摩耗性等の面で有利である。使用するインキには、深絞りに追随する伸縮性と、成形時の高熱、圧力への耐性という、相反する性能が要求される。

(IMD法が環境対策上有利という見解があるが、フィルム、インキ、モールディング樹脂がすべて同一の材料で構成されている場合のみ、暗色の再生原料となりうる。異材の組み合わせでは再生原料とはならないので注意が必要である。一方インモールド成形(インモールド転写)による場合には、フィルムは最終製品に残らないので、再生原料としてリサイクルが可能である。)

IMDS (International Material Data System)

自動車産業界向けのマテリアルデータシステムのこと。IMDSでは、自動車の製造に使用された全ての材料がデータとして管理される。自動車メーカーおよびそのサプライヤは、このシステムを使用することにより、国際的な標準、法律、規則により課せられた義務を果たすことが可能となる。 → JAMAシート

ISO (International Standard Organization)

国際標準化機構。国連の関連機関で様々な領域に渡る国際規格のための組織。または、ここで制定された規格のことを指す。多くは、ISO9000などのように規格そのものを表す番号を付けて、規格の名称としている。(ISO9000:品質マネジメントシステム規格、ISO14000:環境マネジメントシステム規格) → JIS

ISO/TS16949

品質マネジメント規格ISO9001に自動車業界固有の要求事項を加えたものが国際自動車セクター規格ISO/TS16949である。顧客指向プロセス(COP)アプローチが、運用管理に関する重要な要求事項になっている。尚、以前にあった自動車セクター規格QS-9000は、2006年に廃止された。

ITOフィルム ITO(Indium Tin Oxide) film

ITO(酸化インジウム・酸化スズ)を蒸着したフィルムのこと。透明導電フィルムとして、液晶ディスプレイカラーフィルター、タッチパネル、太陽電池、調光材料、電磁波遮蔽、赤外線遮断などに利用されている。

アウトガス outgas

インキが乾燥又は硬化した後で、微量残った液状成分がインキ膜から揮発してくること。自動車の計器板などではアウトガスの発生がトラブルの原因となるため、専用インキはアウトガスの発生しない成分組成になっている。

アクリル樹脂 acrylic resin

アクリル樹脂には多くの種類があるが、スクリーンインキには有機溶剤等に可溶な熱可塑性アクリル樹脂が使われる。共重合組成の違いと分子量の違いによって、様々な性質を持つ樹脂が得られる。アクリル樹脂は皮膜形成能が良く、耐候性耐薬品性などが優れているが、単独で使用した場合には曳糸性が強く印刷作業性が劣る為、一般には他の樹脂と混合して用いる。
 → 材質と推薦インキ[アクリル [PMMA]]

アクリル繊維 acrylic fiber

アクリロニトリルを重合して作られた繊維

アセテート acetate

酢酸セルロース(セルロースアセテート)によってつくられる半合成繊維やフィルムの略称。アセテートの用途には、衣料用繊維のほかに、写真用フィルムのベース、ビデオテープ、磁気テープ、フロッピーディスク、塗料、プラスチック、煙草のフィルターなどがある。

アゾ系顔料 azo pigment

アゾ基(-N = N-)をもつ有機顔料の総称。その構造中にスルホン酸基、カルボン酸基などの可溶性基をもつものと、持たないものとの違いで、溶性アゾ顔料(アゾレーキ)と不溶性アゾ系に大別される。一般にアゾ系顔料に共通する性質として、次のようなことがいえる。

  1. 耐候性はあまり強くなく、淡色ではさらに低下する。
  2. 着色力は無機顔料より高い。
  3. 水には一般に不溶だが、有機溶剤、可塑剤などには可溶なものもある。
  4. 耐熱性は一般に200℃以下で、250℃以上のものは少ない。

アニーリング(アニール) annealing (anneal)

プラスチック成形品の残留応力を取り除くために、成形品を軟化点近くまで加熱した後に徐々に冷却する処理方法。残留応力が残っていると、印刷の際にクラック発生などのトラブルが発生することがあるため、その対策として実施される。

アフタータック after tack

インキが見かけ上乾燥・硬化した後で出てくるねばり、表面タック。ブロッキングの原因になる。UVインキで問題になることが多い。すべり止めインキは逆にアフタータックを積極的に利用したインキである。 

アリンダ

オフセット印刷可能な透明フィルム(易接着PET)、ダイニック(株)製。

アルキド樹脂 alkyd resin

一般には、多価アルコール(alcohol)と多塩基酸(acid)とのエステル結合によって生成される樹脂。以前はスクリーン印刷用として多用されていたが、酸化重合型であるために硬化乾燥が遅いので、現在はあまり使用されない。

アルグラス®

(株)トッパン プロスプリント製の「アルミ転写蒸着紙」のこと。従来品(ダイレクト蒸着紙)に比べて、高輝度で、部分転写・ホログラム加工が可能といった特長を持つ。

アルティミカ ULTIMICA®

合成マイカパール顔料、日本光研工業(株)製 → マイカ → パール顔料

アルマイト処理

アルミニウムの表面を電気、化学的に数μ〜数10μ(100μ以上の場合もある)の酸化被膜を生成させる処理方法。防錆、塗装を目的とし、傷が付きにくいため、家庭用品、アルミサッシ、電気・機器部品など、多方面に利用されている。

アルミペースト aluminium paste

金銀インキ用の顔料。鱗片状のアルミ粉に溶剤を加えてペースト状にしたもの。リーフィングタイプとノンリーフィングタイプがある。リーフィングタイプは、鱗片状のアルミ粉が木の葉のように重なり合って印刷面を形成する。これにより輝かしい金属光沢が得られるが、印刷面の耐チョーキング性は劣る。工業用には更に物性の優れた樹脂コーティングされたアルミペーストが使われることもある。

アンカーコート(アンダーコート) anchor coat (under coat)

インキ受理性の劣る印刷素材へ、インキを接着させる目的で行うコーティングのこと。 → プライマー

アートパネル

積水樹脂プラメタル(株)のアルミ樹脂積層複合板。ポリエチレンの発泡材料をアルミ板でサンドイッチしたパネル板。表面のアルミ板には白色塗装がされているフラットなパネル材料で、建築関連・ディスプレイ・看板材料として利用されている。

アート紙 art paper

鉱物質の塗料を塗り、平滑で光沢のある洋紙。版下原稿作成の際、エッジがきれいに書ける。

厚膜版 thick film screen

感光膜の厚い版。0.03〜1mm(30〜1000µm)程度の感光膜厚がある100メッシュ前後のスクリーン版で、厚盛り印刷を目的とする。

圧空成形(圧縮空気圧成形)

真空成形とならんで広く利用されている熱成形の一成形法で、加熱して軟化させたプラスチックシートを固定し、圧縮空気の力でシートを引き延ばして型に沿わせ、成形品を得る方法をいう。真空の力でシートを引き延ばして成形する場合は真空成形という。

安定剤 stabilizing agent; stabilizer

プラスチック加工のとき、およびその製品の使用期間中に、物理的および化学的性質が低下するのを防止するためにプラスチック加工の配合時に加える物質をいう。可塑剤と同様に、材質の表面に浮き出た安定剤は、インキの接着性を阻害する。

当たり(当て) register guides

印刷版に対して、被印刷物を一定の位置に正確に見当を合わせるための当てのこと。

汗試験 sweat test

染色布の汗に対する堅牢(けんろう)度の測定試験。工業製品では、別規格の耐汗性試験が行われる。

網点 halftone dot

網かけ手法によりフィルム・印刷物等に形成されている点。網点の大小により濃淡を表現する。

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