JUJO TECNICAL INFOMATION

熱硬化型(反応型)インキ

2012.02

2500シリーズ 遅乾性MIG-Nインキ

はじめに

遅乾性MIG-Nインキは、金属・ガラス用の一液熱硬化型インキです。
接着力が極めて強く、皮膜物性や耐候性が優秀です。

推薦する用途

金属素地、金属塗装板、ガラス、セラミックス、熱硬化性樹脂製品等への印刷。

特性

  • 光沢型で、接着力が非常に優れています。
  • 皮膜は強靭で、最高の物性・耐候性が得られます。
  • 比較的低温(150℃)で硬化します。
  • 印刷中の目詰まりが起きにくい遅乾性タイプです。

使用方法

  1. 一液型の為、使用に際しての制約は特にありません。
    (二液型の場合には、ポットライフが問題となります。)
  2. 希釈溶剤は、テトロン溶剤又はPC溶剤が適当です。
  3. 溶剤を10〜20%程度加え、良く攪拌してから印刷します。

乾燥

50℃7分、100℃2分程度の温風乾燥で指触乾燥し、重ね刷りします。
焼き付けは、最後の色を印刷した後に1回だけ実施します。
150℃ 30分以上の条件で、焼き付けを行って下さい。

版と版の洗浄

写真版を使用し、版の洗浄にはビニール洗用溶剤をお使い下さい。

標準色と荷姿

標準色13色 1kg缶。

注意事項

  1. このインキは熱によって反応しますので、なるべく低温(40℃以下)で保存して下さい。
  2. このインキは、150℃以上に加熱しないと硬化しません。
  3. ガラスに印刷する際には、添加剤JA-1000を0.5〜1%程度添加して下さい。接着性と耐溶剤性等の物性が著しく向上します。尚、JA-1000を添加した場合のポットライフは、20℃で約12時間です。
  4. 2500遅乾性MIG-N は、一部の色(白、黒、メジウム)のみを在庫しています。 これ以外の色は受注生産品になりますので、ご注意下さい。
  5. ご使用に際しては、製品安全データシート(MSDS)をご参照下さい。

物性試験

熱硬化性アクリル塗装鋼板に 遅乾性MIG-N 2538赤 を印刷し 150℃30分の条件で硬化しました。
これを試験片とし、下表の試験を行いました。

試験項目 試験方法 結果
接着性 クロスカットセロテープ剥離試験 100/100 合格
塗膜硬度 JIS K5400 8.4 鉛筆引掻試験 3H〜4H
耐衝撃性 JIS K5400 8.3.2 デュポン式衝撃試験
φ1/2インチ、 500g、 20cm
塗膜の割れ、
剥離なし
耐溶剤性 1. ラッカーシンナーラビング試験
  MIBK/酢エチ/トルエン = 1:1:1
100回以上
2. キシレンラビング試験 100回以上
3. メタノールラビング試験 200回以上
4. ガソリン 1時間浸漬 異状なし
耐摩耗性 学振式摩耗試験器 乾布にて1000回
耐熱性 JIS K5400 8.13 180℃ 30分
耐寒性 -30℃、48時間
耐水性 JIS K5400 8.19 40℃水中 14日間
耐湿性 湿度95%以上、50℃、14日間
耐沸騰水性 沸騰水、1時間
耐洗剤性 ママレモン[ライオン製] 5%液、 24時間浸漬
耐油性 モーターオイル[ホンダウルトラS]、 24時間浸漬
耐クリーナー性 マジックリン[花王製]、6時間浸漬
耐アルカリ性 5%NaOH、6時間浸漬
耐酸性 5%H2SO4、6時間浸漬
耐塩水性 5%塩水、14日間浸漬
耐候性 サンシャイン・ウェザ・オ・メーター 1000時間
  1. 浸漬試験は室温にて実施しました。
  2. 印刷素材の種類により上表とは異なる結果になることがあります。
  3. 各色の耐光性は、「耐光性一覧表」でご確認下さい。
    尚インキをメジウムや白インキで薄めて印刷すると、原色の場合よりも耐光性が大幅に低下します。
  4. 以上の結果は、実験値であり保証値ではありません。