受注後
生産
生産
一般印刷 | インキ
RIMインキ
二液反応型
RIMインキはインサート成形及びインモールド成形用に開発した二液反応型インキです。低温で硬化し、耐熱性に優れた硬化皮膜を作ります。また、環境に配慮した低臭気タイプのインキです。
RIMインキは耐熱変色性に優れる為、FMインキで耐熱変色性が不足する用途ではRIMインキのご使用をお勧めします。
製品の特長
- 中間乾燥は80℃ 3~5分で重ね刷りが可能です(ポリエステル300メッシュ使用時)。
- 80~90℃ 30~60分の低温で硬化します。
- 耐熱性が高く、インサート成形やインモールド成形性が良好です。
- 樹脂射出時の黄変が有りません。
- COOL WHITEは青味のある白、極黒は高隠蔽で漆黒の色調が得られます。
推奨被印刷物
インサート成形、インモールド成形用の処理PETフィルム及びアクリルフィルムへの印刷に適しています。
- 材質
-
処理PETフィルム
- 最終製品
-
家電
- 後加工・二次加工
-
インサート成形インモールド成形
スペック
- 入目・容器
- 1kg、金属缶
使用方法
次の比率でインキとFM硬化剤を混合してください。
- インキ 100部
- FM硬化剤 10~15部(標準10部)
- テトロン溶剤 10~30部(速乾、標準、遅乾、リターダー)
バインダーについては別途RIMインキと流し込み樹脂によるバインダーの選定資料をご参照下さい。
刷版
250~300メッシュの刷版を使用し、版の洗浄はビニール洗用溶剤をご使用下さい。
硬化方法
バインダーまでは連続で印刷後、最終乾燥を行って下さい。
可使時間
常温(25℃)で約4~6時間。
蒸発乾燥条件
- 指触乾燥
-
80℃ 3~5分
- 完全乾燥
-
80℃ 60分
試験データ（物性・耐候性・性能 など）
条件
皮膜物性の試験データ。下記条件にて試験。
- 印刷基材
- 東山フィルム製 処理PETフィルム HK-31WF 188µm
- インキ
- RIMインキ COOL WHITE + FM硬化剤(10%) + テトロン標準溶剤(15%)
- 刷版
- 300メッシュ ※2層刷り
- 乾燥条件
- 中間乾燥80℃ 5分、最終乾燥80℃ 60分
結果
| 試験項目 | 試験方法 | 試験結果 | |||
|---|---|---|---|---|---|
| 着性 | クロスカットテープ剥離 | 100/100 | |||
| 硬度 | 鉛筆硬度試験 手押し式試験法 荷重750g | H~2H | |||
| 耐衝撃性 | デュポン式衝撃試験 φ1/2inch、荷重500g、高さ30cm |
異常なし | |||
| 耐打ち抜き性 | パンチングによる切断 | 異常なし | |||
| 耐熱性 | 80℃ 24時間 | 異常なし ΔE=0.1以下 |
|||
| 100℃ 24時間 | 異常なし ΔE=0.1以下 |
||||
| 耐寒性 | -30℃ 24時間 | 異常なし ΔE=0.1以下 |
|||
| ヒートサイクル | 80℃⇔-30℃ 各2時間 10サイクル | 異常なし ΔE=0.1以下 |
|||
| 耐溶剤性 | 学振摩耗試験機 荷重500gf/cm2 カナキン綿布3号 に溶剤を染み込ませ ラビング50回 |
エチルアルコール | 異常なし | ||
| トルエン | 剥離なし 若干光沢変化あり |
||||
| 酢酸エチル | 剥離なし 若干光沢変化あり |
||||
| MIBK | 剥離なし 若干光沢変化あり |
||||
| レギュラーガソリン | 剥離なし 若干光沢変化あり |
||||
| 耐酸性 | 5%-H2SO4水溶液に24時間浸漬 | 異常なし | |||
| 耐アルカリ性 | 5%-NaOH水溶液に24時間浸漬 | 異常なし | |||
| 耐薬品性 | 右記薬品原液に 24時間浸漬 |
塩素系食器用漂白剤(アルカリ性) 花王 キッチンハイター |
異常なし | ||
| 酸素系衣類用漂白剤(酸性) 花王 ワイドハイター |
異常なし | ||||
| 食器用中性洗剤 ライオン ママレモン |
異常なし | ||||
| 住宅用合成洗剤(弱アルカリ性) 花王 マジックリン |
異常なし | ||||
| ハンドクリーム ニベア |
異常なし | ||||
| 耐光性試験 | アトラス製スーパーキセノンウェザーメーター JIS K5600に準ずる。 BPT 65℃、槽内温度38℃、 湿度60%、放射照度65W/cm2 |
初期 | 光沢値=42.0% | ||
| 1000 時間 |
光沢値=37.3% ΔE=0.27 |
||||
* 記載の数値は試験値であり、保証値ではありません。
注意事項
- 印刷から成形まで十分に試験を行い適正条件の確認をお願いします。
- 硬化剤は湿気と反応して硬化する為、容器は常に蓋をして下さい。保管の際には密栓して冷暗所に保管して下さい。硬化剤の使用期限は、未開封で製造後1年、開封後は約3ヶ月です。
- RIMインキと紫外線吸収剤を併用する場合、JA-350を使用するとポットライフが短くなってしまいますので、JA-321のご使用をお勧め致します。
- ご使用に際しては製品の安全データシートをご参照下さい。
* 当インフォメーションに記載されている内容は予告無しに変更・改訂する場合があります。
製品セレクター
お求めの機能や印刷物の種類、材質など、製品を探す上でポイントとなる単語を入力してください。いただいた条件にマッチする製品をご案内します。
詳細条件検索では、プルダウンメニューでお探しの条件を選択し、探すことができます。
