接着 粘着 | インキ
JELCON IMDバインダー
JELCON IMDバインダーインキは、インサート成形、インモールド成形において
成形樹脂と意匠フィルムを接着させるためのインキです。
製品の特長
一液蒸発乾燥型のインキのため、作業性が良好です。
- 特性
-
印刷作業性高物性接着性
推奨被印刷物
インサート成形やインモールド成形に使用する意匠フィルムの接着層としての印刷。
- 材質
-
ABSPCアクリル
- 後加工・二次加工
-
インサート成形インモールド成形
品種別情報
品種及び成形樹脂に対する適性は下表の通りです。
B-2
ABS樹脂を用いたインサート成形に最適です
PMMA … 適
ABS … 最適
G-2S
PC(ポリカーボネート)樹脂を用いたインサート成形に最適です
ABS … 適
PC … 最適
使用方法
インキ100部に対して 溶剤を10~30部添加し、良く撹拌してから印刷に使用して下さい。
希釈溶剤は、PC溶剤(標準、遅乾、リターダー)を使用します。
- 添加量 インキ100部に対して(部/%)
- 10~30
- 希釈剤
PC溶剤(標準、遅乾、リターダー)
刷版
- 種類
- 写真版
- メッシュ
- 200メッシュ以下
- 洗浄
- ビニール洗用溶剤
- 推奨印刷膜厚
- 厚
硬化方法
常温でも乾燥しますが、インキ皮膜中に溶剤が残留すると成形樹脂との接着性が著しく低下しますので、70~80℃で 30分~1時間程度乾燥させて下さい。
蒸発乾燥条件
- 指触乾燥
-
70~80℃ 30分~1時間程度
機能別情報
成形条件
成形樹脂温度、金型温度を高めに設定すると、インキと成形樹脂との接着性が良くなる傾向があります。
但し、ほとんどの場合、使用する成形機や成形樹脂、金型等の条件によりインキと成形樹脂との接着性が変わってしまいます。したがって最適な成形条件は、その都度試験を行って条件設定を行う必要があります。
意匠インキ
下地となる意匠インキに対する適性は下表の通りです。
意匠インキ\品番 | B-2 | G-2S |
---|---|---|
3100シリーズ FMインキ * | ○ | ○ |
3200シリーズ SIMインキ * | ○ | ○ |
レイキュアーUIM 6200シリーズ | ○ | △ |
- 意匠インキとしてFMインキやSIMインキ等の二液反応型インキを使用する場合に、意匠インキを完全硬化させてしまうとバインダーインキが接着しない事があります。対策として、指触乾燥の状態でバインダーインキを印刷し、その後完全硬化させてください。
注意事項
- 成形樹脂は、品種によりバインダーインキとの接着性が異なります。
試験を十分に行ってバインダーインキを選定して下さい。 - インサート成形により作成する銘板の良否は、バインダーインキと意匠インキの選定、印刷条件、成形樹脂の選定、成形条件の設定等の様々な条件により総合的に決まります。
従ってバインダーインキの性能だけで最終製品の性能を保証することは出来ません。
試験を十分に行い、それぞれの条件設定を行って下さい。 - バインダーインキと意匠インキとを混合して使用する事はできません。
また、バインダーインキ同士も混合しないようにして下さい。 - A-5バインダー、T-3バインダーは廃止させて頂きました。
- ご使用に際しては、製品の安全データシート(SDS)をご参照下さい。
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