赤外線のこと。赤外線は熱線であり、スクリーンインキの乾燥用熱源として使用する。反対語は、UV(紫外線)。 → 赤外線乾燥 → 遠赤外線 → 近赤外線
国際標準化機構。国連の関連機関で様々な領域に渡る国際規格のための組織。または、ここで制定された規格のことを指す。多くは、ISO9000などのように規格そのものを表す番号を付けて、規格の名称としている。(ISO9000:品質マネジメントシステム規格、ISO14000:環境マネジメントシステム規格) → JIS
品質マネジメント規格ISO9001:2000に自動車業界固有の要求事項を加えたものが国際自動車セクター規格ISO/TS16949:2002である。尚、今までの自動車セクター規格QS-9000は、2006年12月に廃止になる。
最近急速に普及しつつある樹脂成形法。広義では、インサート成形全般を指す。狭義では、予備成形に超高圧成形(圧空成形の一種)を用いる方法を言う。工程は、印刷 → 予備成形 → トリミング → 射出成形 → 製品となる。予備成形(プレフォーミング)の方法として、真空成形による場合、金型を用いてプレスにより成形する場合、超高圧成形を用いる場合がある。予備成形したフィルムにトリミングを施し、射出成形機内で樹脂と融着させて完成する。一般的には印刷されていないフィルム面が製品の表側になるので、加飾面がサンドイッチされ、耐摩耗性等の面で有利である。使用するインキには、深絞りに追随する伸縮性と、成形時の高熱、圧力への耐性という、相反する性能が要求される。

(IMD法が環境対策上有利という見解があるが、フィルム、インキ、モールディング樹脂がすべて同一の材料で構成されている場合のみ、暗色の再生原料となりうる。異材の組み合わせでは再生原料とはならないので注意が必要である。一方インモールド成形(インモールド転写)による場合には、フィルムは最終製品に残らないので、再生原料としてリサイクルが可能である。)
RoHS指令に対応するために実施されるICP発光(誘導結合プラズマ発光分析装置=ICP-AES)による精密分析のこと。カドミウム、鉛、水銀、全クロムの含有量を精密に定量分析出来る。 → RoHS指令
ITO(酸化インジウム・酸化スズ)を蒸着したフィルムのこと。透明導電フィルムとして、液晶ディスプレイ、カラーフィルター、タッチパネル、太陽電池、調光材料、電磁波遮蔽、赤外線遮断などに幅広く利用されている。ITOフィルムの加工用に、JELCON水性エッチングレジスト(廃止)が使用された事がある。またITOフィルムとガラス用の接着剤としてJELCON SRVが使用された例がある。
インキが乾燥又は硬化した後で、微量残った液状成分がインキ膜から揮発してくること。自動車の計器板などではアウトガスの発生がトラブルの原因となるため、専用インキはアウトガスの発生しない成分組成になっている。
アクリル樹脂には多くの種類があるが、スクリーンインキには有機溶剤等に可溶な熱可塑性アクリル樹脂が使われる。共重合組成の違いと分子量の違いによって、様々な性質を持つ樹脂が得られる。アクリル樹脂は皮膜形成能が良く、耐候性、耐薬品性などが優れているが、単独で使用した場合には曳糸性が強く印刷作業性が劣る為、一般には他の樹脂と混合して用いる。又水性インキ用には、アクリル系水性樹脂が使われる。 → 材質と推薦インキ[アクリル [PMMA]]
アクリロニトリルを重合して作られた繊維
染色布の汗に対する堅牢(けんろう)度の測定試験。工業製品では、別規格の耐汗性試験が行われる。
酢酸セルロース(セルロースアセテート)によってつくられる半合成繊維やフィルムの略称。アセテートの用途には、衣料用繊維のほかに、写真用フィルムのベース、ビデオテープ、磁気テープ、フロッピーディスク、塗料、プラスチック、煙草のフィルターなどがある。
アゾ基(-N = N-)をもつ有機顔料の総称。その構造中にスルホン酸基、カルボン酸基などの可溶性基をもつものと、持たないものとの違いで、溶性アゾ顔料(アゾレーキ)と不溶性アゾ系に大別される。一般にアゾ系顔料に共通する性質として、次のようなことがいえる。
印刷版に対して、被印刷物を一定の位置に正確に見当を合わせるための当てのこと。
真空成形とならんで広く利用されている熱成形の一成形法で、加熱して軟化させたプラスチックシートを固定し、圧縮空気の力でシートを引き延ばして型に沿わせ、成形品を得る方法をいう。真空の力でシートを引き延ばして成形する場合は真空成形という。
感光膜の厚い版。0.03〜1mm(30〜1000µm)程度の感光膜厚がある100メッシュ前後のスクリーン版で、厚盛り印刷を目的とする。
鉱物質の塗料を塗り、平滑で光沢のある洋紙。版下原稿作成の際、エッジがきれいに書ける。
積水樹脂プラメタル(株)のアルミ樹脂積層複合板。ポリエチレンの発泡材料をアルミ板でサンドイッチしたパネル板。表面のアルミ板には白色塗装がされているフラットなパネル材料で、建築関連・ディスプレイ・看板材料として利用されている。
プラスチック成形品の残留応力を取り除くために、成形品を軟化点近くまで加熱した後に徐々に冷却する処理方法。残留応力が残っていると、印刷の際にクラック発生などのトラブルが発生することがあるため、その対策として実施される。
インキが見かけ上乾燥・硬化した後で出てくるねばり、表面タック。ブロッキングの原因になる。UVインキで問題になることが多い。すべり止めインキは逆にアフタータックを積極的に利用したインキ。 → すべり止めインキ
網かけ手法によりフィルム・印刷物等に形成されている点。網点の大小により濃淡を表現する。
オフセット印刷可能な透明フィルム(易接着PET)、ダイニック(株)製。
一般には、多価アルコール(alcohol)と多塩基酸(acid)とのエステル結合によって生成される樹脂。以前はスクリーン印刷用として多用されていたが、酸化重合型であるために硬化乾燥が遅いので、現在はあまり使用されない。
日本たばこ産業(JT)が開発した「アルミ転写蒸着紙」のこと。従来品(ダイレクト蒸着紙)に比べて、高輝度で、部分転写・ホログラム加工が可能といった特長を持つ。
アルミニウムの表面を電気、化学的に数μ〜数10μ(100μ以上の場合もある)の酸化被膜を生成させる処理方法。防錆、塗装を目的とし、傷が付きにくいため、家庭用品、アルミサッシ、電気・機器部品など、多方面に利用されている。
金銀インキ用の顔料。鱗片状のアルミ粉に溶剤を加えてペースト状にしたもの。リーフィングタイプとノンリーフィングタイプがある。リーフィングタイプは、鱗片状のアルミ粉が木の葉のように重なり合って印刷面を形成する。これにより輝かしい金属光沢が得られるが、印刷面の耐チョーキング性は劣る。工業用には更に物性の優れた樹脂コーティングされたアルミペーストが使われることもある。
電気照明技術のひとつにエレクトロルミネセンス(EL)があり、パネル照明として利用されている。この照明装置は、プラスチックなどの薄い層に蛍光物質の粒子をまぜあわせ、2枚の電極ではさみこんだ構造である。電極の1枚は透明で、ガラス板などにスズの酸化物を薄く塗布したものである。この2枚の電極に交流電圧をくわえると、電流が蛍光物質をとおってながれるときに発光する。ELは面全体が発光するため、時計の文字盤や階段の踏み板を明るくしたり、壁全体を光らせるなどさまざまな応用が可能である。ELインキとしてスクリーン印刷でも応用されている。
ELVとは、End-of-Life Vehicleの略であり、使用済み自動車のリサイクルや処分に関するEU指令。2000年10月に発効された。自動車メーカーは、2003年7月以降に販売される製品について、鉛、水銀、カドミウム、六価クロムの4物質の使用制限をしなければならない。
ヨーロッパ玩具安全基準のこと
意匠とは、装飾・デザインのこと。インサート成形の印刷で、バインダーインキに対して一般のインキを意匠インキと称する
インキの接着の難しいフィルムの表面を、様々な表面処理方法によって加工したもの。(PETフィルムなど)
C9H14O、沸点215.2℃の無色又は微黄色のケトン系有機溶剤。溶解力に優れるが、比較的臭気が強い。遅乾性溶剤、リターダーとして使用する。
印刷台のX・Y・θの調整、又は刷版の固定位置の調整により、被印刷物への印刷を所定の位置に出来るように調整すること。
反応性樹脂と硬化剤とをあらかじめ混合してあるインキ。加熱により化学反応が進み、硬化乾燥する。このインキは最低硬化温度以下ではほとんど反応が進まない。 → 一覧表
イシマット社(ドイツ)が開発した、印刷・コーティングの前処理システム。イトロ処理を利用することにより、ガラス、セラミックやアルミニウム、ステンレススチールなどの金属に、UVインキやUV塗料を直接、印刷・塗装し乾燥させることが可能になる。更にプラスチック製品ではPPやHDPEなどの接着性が悪く剥離をおこしていた製品の接着性向上にも効果がある。又この処理を行うことにより、シリコン製品へ直接印刷・塗装も可能になる。
エチレンと酢酸ビニルを共重合した熱可塑性樹脂。通常酢酸ビニル含量40%程度までのものが用いられる。酢酸ビニル含量の少ないものは低密度ポリエチレンに近い性質を示すが、より強靭性を示す。酢酸ビニル含量が多くなるに従って柔軟性を増し、ゴムに近い性質を示すようになり、履物やレザーなどの雑貨やホットメルト接着剤などの用途に使用される。インキ受理性には難がある。 → 材質と推薦インキ[生ゴム、EVA]
主に多層フィルムとして食品包装材に使用される。またブロー成形ボトル用としても使用される。商品名「エバール」(クラレ)。EVAをけん化(加水分解)したもの。高バリヤー性樹脂。組成比により水に可溶なものもある。 → 材質と推薦インキ[EVOH、他]
メルクジャパン(株)製のパール顔料 → パール顔料
目的とする色を作るために行うインキの混合操作。 色合せ作業 color matching operations → 調色作業
カラー印刷原稿につける色の指定紙片。 → カラーチャート
極性や比重の異なった顔料を併用した場合に起こる色の分離現象。低粘度インキで発生しやすく、又チタン白、紺青、フタロシアニン、カーボンブラックなどの顔料が起こしやすい。使用時に攪拌すれば支障がないこともある。 → 色わかれ防止剤
単一インキに2種類以上の顔料を使用した場合(浅葱等)や、調色で複数のインキを混合した場合に、色別れが発生しないようにするための助剤である。特にチタンホワイトと有機顔料が混合されている場合は、顔料の比重の差や表面物性の差などにより色別れが発生しやすい。
印刷時に、スキージが版を通して被印刷物に加わる圧力。
炎がふれたとき燃焼が起こる最低の温度。印刷インキは、引火点により消防法の危険物分類が分かれ、この分類により貯蔵や取り扱いが規制されている。 → 発火点
スキージが摺動し、印刷するたびに、版面にインキをかぶせる操作。 → スクレーパー
帯電した特殊インキを微細なノズルから噴射し、電場によって偏向させ、記録紙上に文字や図柄を高速度で作る印刷技術。ジェットインキには、水性型、溶剤型、UV型があり、又染料タイプと顔料タイプがある。近年大型版を使用する少部数のスクリーン印刷の代替印刷方式として伸長が著しい。
印刷素材が印刷インキをよく受け付け接着させる性質。インキ受理性のよくないPPシートなどは表面処理を行って受理性を向上させる。 → 接着性 → 表面処理
被印刷物に、版から直接もしくは間接的にインキが移ること。
インキ練りや撹拌等に使用する鋼製のヘラ。
インキの硬さを表現するもので、鉛筆引っ掻き試験により鉛筆硬度で硬さを表す。 → 鉛筆硬度、鉛筆引っ掻き値 → ショア硬度
印刷インキのタック(粘りつき)を測定する機械。
UVインキは温度による粘度変化が大きいという性質があるので、印刷室の室温を調整する必要がある。15〜25℃が適温である。また印刷ラインや版の洗浄場所には、直射日光があたらないようにするべきである。蛍光灯はよほど近づけない限り問題はない。
発泡、はじき、目詰まり、ひげなどが発生しないで印刷できる時に、印刷作業性が良いという。
単位時間当たりの印刷枚数。例)枚/時間
スクリーン印刷で対象とする印刷素材には、次のようなものがある。紙、合成紙、塩化ビニール、ポリオレフィン(ポリエチレン、ポリプロピレン等)、ポリエステル、スチレン系(ポリスチレン、ハイインパクトスチレン、AS、ABS等)、ポリカーボネート、アクリル、金属素地、塗装金属、ガラス、木工品素地、塗装木工品、布(防水ナイロン布、綿布)、不織布、ポリウレタン、エラストマー、他。 → 材質と推薦インキ
目的にかなった印刷物を仕上げるために、インキが備え持つべき性質。粘度、チキソ性等が適切であること。印刷後適正な皮膜を作り、光沢、色彩等が優れたものであること等が必要である。
印刷には各種の方式があり、各々に適応する印刷インキが用意されている。色々な分け方があるが、一般的に印刷方式を中心に分類すると、下表の様になる。
| 版式 | 印刷方式 | 印刷インキ |
|---|---|---|
| 凸版 | 凸版 | 油性凸版インキ |
| フレキソ | フレキソインキ | |
| ドライオフセット | ドライオフセットインキ | |
| 凹版 | グラビア | グラビアインキ |
| グラビアオフセット | グラビアオフセットインキ | |
| パッド | パッドインキ | |
| 平版 | オフセット | オフセットインキ |
| 孔版 | スクリーン | スクリーンインキ |
一定量のインキで印刷できる面積。印刷方式、インキのタイプ、印刷の用途などによって異なる。スクリーンインキは他の印刷方式よりも厚膜になるため、印刷面積は比較的狭い。UVインキでは70〜90 u/kg程度、溶剤型インキではこの半分くらいである。
成形時にあらかじめ印刷されたフィルムを金型内にセットし、樹脂の成形と同時に熱融着させる絵付け方法。

→ #3100 FMインキ → IMD
透明フィルムの下に印刷された文字が糊付けされたもの。上からこすってフィルムを剥がすと文字だけ写る。トランスファーレタリングの商品名。以前は版下原稿作成時に使用したが、版下原稿作成にコンピュータが使用される様になってからはあまり使われない。
濃色の素材にインキを印刷する際に、インキ膜により素材の色を覆い隠す性能のこと。透明性の逆。 → オペークインキ
耐候性の促進試験機。正式には、サンシャインウェザー・オ・メーター(Sunshine Weather-O-Meter)という。印刷物にカーボンアーク灯、又はハロゲンランプにより強烈な光を当て、更に定期的にシャワーで水を吹き付けて雨の代わりとし、経過時間ごとの外観の変化を調べる。 また、シャワーを使用しないで光の影響だけを調べる試験機には、フェードメーターやQUVがある。
印刷用の版や機材の洗浄用に使う端切れ、ぼろきれ。ニット、タオル、不織布などが使われる。
重ね刷りの際に、下層のインキが乾く前に上層のインキを印刷することをウェット・オン・ウェットという。下層のインキが乾いてから上層のインキを印刷するウェット・オン・ドライの方が一般的。
軟質ビニールシートなどを高周波により融着する加工方法。加工部分に導電性のある顔料を使ったインキが印刷してあると、スパークして生地に穴が開いてしまうので注意が必要。カーボンブラックを使った黒インキやアルミペーストを使って調色したメタリック色インキなどで問題となる。 → ノンスパーク(無電導)インキ
ウェルドとは”合わせ目”という意味であり、射出成形においては樹脂の合流する場所の事を指す。実際の製品では単純な平板形状の様なものは稀なので、ウェルドは必ずどこかに生じる。ウェルド部分においては次のような問題が生じる。
主にポリカーボネートシートにおいて、印刷物に穴あけを行ったときの加工性のこと。
発泡スチロール材の商品名 → Tセットインキ
印刷した紙やフィルムなどを重ねておいたときに、インキが上に重ねられたものの裏面を汚してしまうこと。
透明フィルムや透明プラスチック板の優れた光沢と透明性を生かして、裏面に印刷する方式。印刷作業性、耐ブロッキング性などを考慮してマット型インキが使用されることが多い。画像と刷り順は逆になり、最後に白で押さえることが多い。
紙や布などに刷ったインキ中のビヒクルが裏面にしみ出す現象
インキのビヒクルに用いるポリウレタンには、1液型と2液型がある。1液型は、末端イソシアネートを有さない熱可塑性の樹脂で、強靭かつ可撓性に優れる。インキ皮膜の柔軟性を活かしてナイロン布(防水処理品)用のインキなどに使用される。 → NSPインキ → 材質と推薦インキ[ポリウレタン他] 2液型は、水酸基等の官能基を有するアクリルポリオール等でインキ主剤を作っておき、印刷時にイソシアネートプレポリマー(硬化剤)を添加する。2液型ポリウレタンの特色は、強力な接着力及び皮膜物性が非常に優れている事である。 → APインキ → APGインキ アクリルポリオールとブロックイソシアネートの組み合わせでは1液熱硬化型インキとなり、接着力と皮膜物性は更に向上する。 → 遅乾性MIG-Nインキ
ウレタン樹脂をビーズ状(球状)に加工したもの。無色のものと着色されたものがある。インキに添加すると、独特の表面状態をもつ表面加飾インキとなる。
低反射帯電防止コート。OA機器のディスプレイ表面(ガラス、アクリル、ポリカーボネートなど)に施される表面処理のこと。ノングレア処理とも呼ばれる。 → ノングレアインキ
スチレンモノマーとアクリロニトリルの共重体であり、GPPS(ポリスチレン)にほぼ近い透明性をもつ。GPPSと比較して、強度、耐候性、耐薬品性、耐熱性などに優れている。 → 材質と推薦インキ[PS,HIPS,AS]
インキが糸を引く性質。曳糸性の強いインキは、レベリング性は良好だが、網点の再現性やヒゲの発生の点では劣る。 → ひげ(糸引き)
液晶の微少なカプセルを使ったスクリーンインキ。液晶は特殊な化学物質で、熱を加えると結晶構造が変化して色が変わる性質を持っている。液晶カプセルはカプセル化されない液晶に比べ、発色の繰り返し特性が優れ取り扱いも簡単である。このインキによる印刷物は、温度表示や工業用検査医学上の体温、その他の測定検査に利用される。尚十条ケミカルでは現在このタイプのインキは扱っていない。 → マイクロカプセル
液晶パネルを利用したディスプレー。液晶パネルの裏にバックライトという蛍光灯と反射板をおいて照明する。このバックライトの調光板の印刷にスクリーン印刷が使用されている。 → プラズマ・ディスプレー
液晶構造を発現する高分子の総称。液晶ポリマーの特徴はその剛直鎖の配向に起因し、一般に耐熱性、すぐれた強度特性、低熱膨張性および配向状態を得やすいことであり、これらの性質を利用して、高強度、高弾性率の繊維としての応用や、成形品として前述の特性を利用し電気、電子部品などに使用されている。スクリーン印刷の対象素材としての知見はあまりない。
印刷インキに混和して、色を薄めるために用いる補助剤。光沢型インキ用ではメジウムが使用され、艶消型インキ用でエクステンダーが使用される。エクステンダーはビヒクルと体質顔料からなり半透明状である。
画線やスキージのきわ。
印刷を行ったとき、エッジのインキ膜が厚くなったり濃度が濃くなる現象で、厚盛り印刷を行った際ベタ部分に発生しやすい。
金属を酸で腐食させて削り取る加工方法。腐食させたくない部分にエッチングレジストインキを印刷しておくことにより、任意のパターンを形成できる。プリント回路板等の製造で使用される。
ネガティブリストとは、使用してはならない原材料のリストのこと。印刷インキ工業連合会では、食品包装材料用印刷インキについてNL規制を行っている。インキ会社は顧客の依頼があった場合には、NL規制に基づいて製造されたインキである事を証明する文書を発行するサービスを行っている。
高輝度長残光性蓄光性夜光顔料、根本特殊化学(株)製。
スチレン(約45%)、アクリロニトリル(約25%)、ブタジエン(約30%)の共重合樹脂。特にブタジエンの比率をかえることにより、性質は大幅に変化し、高衝撃品種から高剛性品種までできる。特殊グレードとして耐熱、透明、メッキ用のグレードがある。 → 材質と推薦インキ[ABS]
ELV指令・RoHS指令などに対応する環境負荷物質の非含有分析データ報告書のこと。
ポリエチレン樹脂をアルミニウム板で挟んだアルミ複合板パネル。丈夫で軽くて錆びにくい。屋内・屋外用サインに使用される。
樹脂にガラス繊維を添加することにより、材料の脆さ、強さおよび熱変形温度の向上を目的として強化されたプラスチック材をいう。通常添加する繊維の長さ、配合比率、成形品の分散、配向などにより物性強度が変化する。 → 材質と推薦インキ[金属素地、メッキ面、ガラス、セラミック、熱硬化性樹脂、ハードコート処理面]
網点の表現方法の一種。従来法をAMスクリーンと称し、規則的に並んだ網点の径の大小で濃淡を表現する。これに対してFMスクリーンは、規則性を持たない不定形ドットの集合密度で濃淡を表現する。AMスクリーンと比較してモアレが発生しにくく、またトーンジャンプが発生しない。デジタル画像処理技術の産物である。
ビヒクルにエポキシ樹脂を使用したインキ。主に二液反応型として使用するが、一液型もある。金属やガラスなどの材質に対する接着力が強い。屋外で使用するとチョーキング現象が発生する。 → エピライトインキ
エポキシ樹脂溶液で顔料を分散してインキ主剤をつくり、ポリアミド樹脂等を硬化剤とした2液反応型として使用する。2液型ポリウレタンと同じく、接着力と皮膜物性が優れている。金属、ガラス等への接着性は、2液型ポリウレタンより優れている。加えて添加剤(カップリング剤等)を併用すれば、接着性及び物性を更に向上することが出来る。欠点としては、印刷物を屋外暴露した時にチョーキング現象を起こして光沢が低下する事と、比較的硬いインキ皮膜をつくる事等である。ガラス、金属等の無機質素材及び熱硬化性プラスチック、エンジニアリングプラスチック材用のインキとして使用される。 → エピライトインキ → 材質と推薦インキ[金属素地、メッキ面、ガラス、セラミック、熱硬化性樹脂、ハードコート処理面]
エポキシポリエステル樹脂の略。金属製品用の粉体塗料として利用される。特徴は、1) 塗装作業性が良好で、耐候性を必要としない、あらゆる金属製品に塗装できる。2)接着性が優れ、機械的特性及び防錆力が優れている。
メチルエチルケトン。ケトン系有機溶剤。スクリーン印刷用の希釈溶剤としては乾燥が速すぎて使用されない。耐溶剤性試験用試薬として少量使用される。
乳濁液、乳剤。液体の小滴が、それを溶かさない他の液体中に分散した系をいう。感光乳剤、水性インキ、捺染のりなどに使用される。
合成高分子材料で、ゴムのような弾性や屈曲性をもつもの。
尾池工業(株)製メタリックパウダー。厚さ2ミクロン、大きさ20ミクロンの超微細な粉末。フィルムに金銀等金属を真空蒸着させた後、箔を剥離し細かく粉砕したもの。伝統工芸分野、自動車部品、家電製品、レザーへのコーティング、メタリック印刷分野など広範に使用されている。
プロセスインキの一次色、二次色の発色範囲を示す性能。インキ用色料の顔料はカラーフィルムの染料に比べると演色性の範囲がせまい。 → ハーフトーンインキ
赤外線波長帯(760mm〜0.1cm)の中の約4µm〜0.1cmまでの電磁波。インキの加熱乾燥などに使用する。 → 近赤外線
インキ用としては、塩化ビニルと酢酸ビニルの共重合樹脂が一般的である。両樹脂のモル比及び重合度によって、得られる樹脂の性質が異なる。塩化ビニルが多いと皮膜は強靭で耐薬品性が向上し、酢酸ビニルが増すと溶解性、可撓性、接着性などが向上する。重合度が高くなると皮膜強度が向上する半面、溶液粘度が高くなり印刷皮膜は薄くなる。これら樹脂は単独で又は他の樹脂を併用して、軟質塩ビ、塩ビステッカー、硬質塩ビ、易接着PETフィルムなどへのインキに用いられる。 → ビニールインキ → EXGインキ → 材質と推薦インキ[軟質ビニール [PVC]]
エンジニアリングプラスチック(略称エンプラ)は、構造材や耐熱、耐じん性の高い材料、部品等に使用できるプラスチックで、引張強さがあり伸びもある程度大きく衝撃強さがあり荷重たわみ温度が100℃以上で、耐薬品、耐難燃、耐候性もすぐれているプラスチックをいう。またエンプラの中でも、汎用エンプラとスーパーエンプラ(特殊エンプラ)に分類されている。代表的な樹脂に、汎用エンプラでは、PA、POM、PC、PBT(PET)、変性PPEがあり、スクリーン印刷の対象素材としてよく使われる。スーパーエンプラには、PPS、PAR、PEI、PSF、PES、PEK、PEEK、PI、PAIなどがあるが、一般には印刷対象として使用されない。
インキ膜の硬さを、鉛筆の芯で引っ掻いて調べた数値。9Hが最も硬く、6Bは 最も柔らかく、硬いほうを上位とする。 9H、8H、7H、6H、5H、4H、3H、2H、H、F、HB、B、2B、3B、4B、5B、6B (JIS K 5400 8.4 鉛筆引っかき値)
印刷した画線を隆起状態とするためのインキ。インキ皮膜が加熱により発泡するものや、UVインキの厚盛り印刷によるもの等がある。 → 擬似エッチング
以前は隠蔽性の優れた黄色顔料としてスクリーンインキに使用されたが、重金属成分を含むため、環境面及び健康面から現在はあまり使われない。十条ケミカルでは10年以上前から使用していない。
図柄が印刷された後、その上に印刷する透明なインキ。オフセット印刷などにおいては、OPニス(Overprint Varnish)と称される。一般には光沢型のインキであるが、艶消型インキが使われることもある。 → アンカーコート
平版から直接に刷らないで、一度ゴムブランケットに転写してから紙に印刷する方法。平版印刷が現在この方法を用いているため、平版印刷と同義に用いる場合が多い。
光沢のあるアルミ蒸着紙で、金属のメタリックな輝きが美しい。
オリゴマーはUVインキの原料として使用する光硬化性樹脂で、モノマー(基本構造分子)の繰り返し数が 2〜20程度の重合体であり、プレポリマーとも呼ばれる。オリゴマーは二重結合と呼ばれる反応基を末端に 2〜6個持っており、粘度的には低粘度液状から半固体状まで幅広く存在する。UVインキの基本物性を支配する樹脂で、代表的な種類としてポリエステルアクリレート、エポキシアクリレート、ウレタンアクリレートなどがある。
二重結合を1箇もった鎖状炭化水素の総称で、結晶高分子からなるため結晶化度により物性が変化する。この系統の樹脂として、ポリエチレン、ポリプロピレンなどがある。オレフィン系樹脂は、一般的に比重が小さく、耐薬品性が良く、射出流動性も優れているが、成形収縮率が大きく塗装、印刷、接着、ホットスタンプなどの二次加工適性が劣るので、加工前に表面処理を行う必要がある。 → 材質と推薦インキ[処理ポリエチレン、他] → ポリオレフィン材の表面処理
リンテック(株)製のブラックライトの光に反応し「発光」する機能を持ったマーキングフィルム。